草木染め体験 in岡崎


2024年6月22日(土)、愛知県岡崎市の山奥にある草木染め工房「しかり(然)」さんで草木染めのワークショップに参加しました。

しかりさんは自然豊かな場所を求めて岡崎に移転され、静かにワークショップや草木染め加工の受注をされています。工房は、岡崎市街地から車で20分ほど山道をのぼった場所にあります。

草木染めを教えてくださった浅井さんはテンポよく教えてくださる方で、とても充実した体験になりました。草木染め未経験の方はもちろん、コツを知りたい方染めたいものがある方も楽しく体験していただけます。

今回のワークショップは、しかりさんのWEBサイトから誰でも予約することができます。染めたい衣類・布は持ち込みでき、工房でも布やストールを購入することができます。(ストール1枚2000円前後〜)

衣類は重量によって時間がかかる場合があるので薄くて軽いものがおすすめです。その他注意事項や詳細はしかりさんのWEBサイトをチェックしてみてください。

今回体験した内容をハイライトにまとめました。

WORKSHOP

草木染めは植物の種類や状態、染め方・染まり方によって仕上がりが変わるため、全く同じ色にはならず「一点モノ」を作る楽しみがあります。代表的な色として赤系であれば「アカネ」青系であれば「藍」などなどご紹介いただいた中で、今回は黄色系の「マリーゴールド」を選びました。
マリーゴールドはアルミ(ミョウバン)媒染で鮮やかな黄色に、鉄媒染でカーキに染まります。特徴としては、よく染まり色落ちしにくいそうです。


〈マリーゴールド染料〉


〈染料を鍋で煮出す〉


〈豆汁を作る〉


〈下処理する〉


〈煮出した染液〉


〈染液を水と混ぜる〉


〈布を染めていく〉


〈媒染する〉


〈再度染液で染める〉


〈脱水して乾かす〉

下処理とは

下処理はシルクなどのタンパク質繊維でない場合、タンパク質(豆汁)を布に染み込ませて染まりやすくするために行います。豆汁(ごじる)は水に浸けた大豆をミキサーにかけて濾したもので、豆乳でも代用できます。

媒染とは

媒染とは色素を布に定着・発色させる工程のことで、アルミ媒染と鉄媒染の2種類があります。媒染剤の代表的なものは〈アルミ媒染=ミョウバン〉〈鉄媒染=木酢酸鉄〉があります。鉄媒染の場合は、最後に酢酸を混ぜた液に浸し「酸通し」をします。

染色後の取り扱い

乾いた後は1回目の洗濯で色が出るため、単独で手洗いするのがおすすめです。

私自身、草木染めには何度かチャレンジしてきましたが、今回の体験で染めムラを防ぐコツ鮮やかに染めるポイントなどを知ることができました。今後の草木染めライフにも活かしていきたいです。

体験ではより詳しい内容を教わりながら、オンリーワンの草木染めを体験することができます。

草木染めは天然の染料最小限の薬剤で染めることができるので環境負荷の少ない染色方法と言えます。時間と手間はかかりますがその分楽しさもあり、染め上がった服への愛着が深まります。

自宅でも染料となる植物が手に入れば染めることができるので、ぜひチャレンジしてみてください!

ー END ー

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