それぞれの服に適したお手入れ方法で
今ある服を長持ちさせよう

How can clothes last long

洗濯方法

素材の特徴に合わせた
《 洗剤の使用・洗い方・干し方 》

※実際の製品の取り扱い表示に従ってください。

綿/麻
cotton/linen

素材の特徴
洗濯で縮みやすい/シワになりやすい

洗濯頻度 - 通常
 コース - 標準/おしゃれ着洗い/手洗い
 洗 剤 - 中性/アルカリ性の綿・麻用
 柔軟剤 - 使用しなくてもOK
 ネット - たたんでネットへ
 水 温 - 30度以下
 脱 水 - 可
 干し方 - 吊り干し/平干し
アイロン - 可 (スチーム)

※必ず製品の取り扱い表示に従ってください。

デニム
denim

素材の特徴
洗濯で縮みやすい/色落ちしやすい/乾きにくい

洗濯頻度 - 5〜6回着用後/汚れた時
 コース - 標準/おしゃれ着洗い/手洗い
 洗 剤 - 中性/アルカリ性の綿用
 柔軟剤 - 使用しなくてもOK
 ネット - 前開きを閉じ裏返してネットへ
 水 温 - 30度以下
 脱 水 - 可
 干し方 - 吊り干し/平干し
アイロン - 可

※必ず製品の取り扱い表示に従ってください。


wool

素材の特徴
汚れが付着しにくい/シワになりにくい
洗濯、熱で縮みやすい

洗濯頻度 - 5〜6回着用後/汚れた時
     (着用後はブラッシング)
 コース - おしゃれ着洗い/手洗い
 洗 剤 - 中性の毛製品用
 柔軟剤 - 使用しなくてもOK
 ネット - たたんでネットへ
 水 温 - 30度以下
 脱 水 - 弱め
 干し方 - 平干し
アイロン - 低温のみ可(スチーム)

※必ず製品の取り扱い表示に従ってください。

シルク
silk

素材の特徴
光沢がある/黄ばみ、シワになりやすい
洗濯(摩擦)、熱に弱い

洗濯頻度 - 通常
 コース - おしゃれ着洗い/手洗い
 洗 剤 - 中性の絹製品用
 柔軟剤 - 使用しなくてもOK
 ネット - 裏返してネットへ
 水  温 - 30度以下
 脱 水 - 不可 (タオルで水分を吸い取る)
 干し方 - シワを伸ばして平干し
アイロン - 不可

※必ず製品の取り扱い表示に従ってください。

ポリエステル/ナイロン/アクリル
polyester/nylon/acryl

素材の特徴
熱に弱い/乾きやすい

洗濯頻度 - 少なめ
 コース - 標準/おしゃれ着洗い/手洗い
 洗 剤 - 中性/アルカリ性の合成繊維用
 柔軟剤 - 使用しなくてもOK
 ネット - マイクロプラ対応ネット
 水 温 - 30度以下
 脱 水 - 可
 干し方 - 吊り干し
アイロン - 低温のみ可

※必ず製品の取り扱い表示に従ってください。

レーヨン/テンセル/リヨセル
rayon/tencel/lyocell

素材の特徴
毛羽立ちやすい/熱に弱い/縮みやすい

洗濯頻度 - 通常
 コース - おしゃれ着洗い/手洗い
 洗 剤 - 中性
 柔軟剤 - 不要
 ネット - 裏返してネットへ
 水 温 - 30度以下の水
 脱 水 - 弱め
 干し方 - 平干し
アイロン - 不可

※必ず製品の取り扱い表示に従ってください。

ダウン/中綿
down/fiber

素材の特徴
縫い目から羽毛が出てきやすい
水洗い不可のものがある

洗濯頻度 - 年に1〜2回/部分洗い
 コース - クリーニング/手洗い
 洗 剤 - 中性
 柔軟剤 - 不要
 ネット - 裏返してネットへ
 水 温 - 30度以下の水
 脱 水 - 弱め/タオルで水分を取る
 干し方 - 平干し
アイロン - 不可

※必ず製品の取り扱い表示に従ってください。

フリース/ボア
fleece/boa

素材の特徴
繊維が抜けやすい/合成繊維の場合、熱に弱い
洗濯機の中で浮いてしまう

洗濯頻度 - 1シーズンに1〜2回
 コース - おしゃれ着洗い/手洗い
 洗 剤 - 中性/アルカリ性の合成繊維用
 柔軟剤 - 不要
 ネット - マイクロプラ対応ネット
 水 温 - 30度以下の水
 脱 水 - 可
 干し方 - 平干し
アイロン - 不可

※必ず製品の取り扱い表示に従ってください。

保管方法

《 形崩れを防ぐ 適切な服の休ませ方 》

※実際の製品の取り扱い表示をご確認ください。

シャツ/ブラウス/ワンピース
shirt/blouse/one piece

ハンガーにかけて吊るし保管

衣替えなど長期間しまう際は、なるべくシワにならないようにたたみ保存袋へ。綿麻素材は湿気を避け、防虫対策をしておきましょう。

ニット/スウェット
knit/sweat

棚などでたたみ保管

積み重ね過ぎるとシワになり、通気性も悪くなるため注意。ウールなど動物繊維のものは、光と空気に触れさせることで虫を寄せ付けない効果があるため、定期的に着用するのがおすすめです。また、クローゼットに杉の木を入れるなどの防虫対策をしましょう。

ボトムス
bottom

ボトムハンガーで吊るし保管

スラックスなど、センタープレスがあるものは折り目に合わせて吊るしましょう。ただし、ニット素材のボトムスは伸びてしまうため、たたみ保管がおすすめです。

Tシャツ
T-shirt

薄手や柔らかい素材はたたみ保管
厚手でシワが目立つものは吊るし保管

吊るし保管する際は衿ぐりが伸びやすいため、太めのハンガーを選ぶと良いでしょう。

ジャケット/ウールコート
jacket/wool coat

肩幅の合う太めのハンガーで吊るし保管

濃色のものは色褪せを防ぐため、日が当たらない風通しの良い場所で保管しましょう。また、着用後はブラッシングをし、通気性のある洋服カバーをかけておくとほこりの付着を防いでくれます。

ダウン/中綿
down/fiber

形を整えてたたみ保管

吊るしてしまうと羽毛や中綿が下に溜まってしまいます。着用後は時々手で挟み込み、中の羽毛を満遍なく整えることでキレイな形をキープできます。

キレイを保つ方法

知っておきたい
《 NG行動と改善方法 》

※実際の製品の取り扱い表示をご確認ください。

シワ
wrinkles

シワは干す前に伸ばすのがベスト!
乾燥後は蒸気をあてると目立たなくなります。

 N G  × シワを伸ばさずに干す
     × 小さく折りたたむ
     × ラックに詰めすぎる

 O K  ⚪︎ シワを伸ばしてから干し、ゆ
       とりのあるラックに吊るし保管

改善方法 シワにスチームをあてる

伸び / ヨレ
stretches out

ニットの吊り干しは禁物!
洗濯やアイロンの蒸気で改善できます。

 N G  × ニットを細いハンガーに
      吊るして乾かす

 O K  ⚪︎ 平干しして、たたみ保管

改善方法 優しく押し洗いする
     伸び・ヨレが気になる部分に
     スチームをあてる

毛玉 / 毛並み
pilling / hairline

毛羽立ちや毛足の長いものほど
毛玉になりやすいため
こまめにお手入れしましょう。

 N G  × 頻繁に着用
     × ほったらかし

 O K  ⚪︎ 着用後にブラッシングし、数日休ませる

改善方法 毛玉取り器やハサミで毛玉を
     カットし、ブラッシングする

擦れ / 破れ
clashed

摩擦のダメージを受け続けると生地が弱まり
破れの原因になります。

 N G  × 床に擦れる状態で着用
     × ネットに入れずに洗濯

 O K  ⚪︎ 床に擦れない長さに丈直しする
     ⚪︎ ネットに入れて洗濯する

改善方法 破れに当て布をしミシンで補強

穴あき
hole

化学繊維は火の粉などで焦げ
穴が開くことがあります。
天然素材は虫食いのリスクがあります。

 N G  × ポケットに尖ったものを入れる
     × 化学繊維の服を着て焚き火をする
     × 天然素材の服を洗わずに長期保管

 O K  ⚪︎ 火を扱う時は厚手の綿素材などの
       燃えにくい素材を着用する
     ⚪︎ 長期保管の際は洗濯し、防虫
       対策をする

改善方法 当て布や編み直しで穴を塞ぐ

色褪せ
fade in color

濃色系や色物は洗濯や長時間日光にあたると
色褪せすることがあります。

 N G  × 濃色の服を頻繁に洗濯する
     × 長時間日光を当てる

 O K  ⚪︎ 濃色は洗濯回数を減らす
     ⚪︎ 陰干しし、暗所で保管する

改善方法 染め直しする

色移り
discoloration

布地は摩擦や湿った状態で放置すると
色移りしやすくなります。

 N G  × 色を分けずまとめて洗う
     × 湿った状態で放置する
     × 濃色と淡色を重ね着する

 O K  ⚪︎ 濃色と淡色を分けて洗う
     ⚪︎ まとめて洗う際はネットに
       分けて入れ、すぐに干す
     ⚪︎ 同系色でコーディネート

改善方法 染め直しする

引っかけキズ
snag

サテンや編み目が粗いニットなどの
デリケートな素材は
引っかけに注意が必要です。

 N G  × 引っかかりやすいベルトや
      バッグ、アクセサリーと一緒に
      身につける

 O K  ⚪︎ サテン素材や編み目が粗いニット
       はカバーをかけて保管する

改善方法 出てきてしまった糸は切らずに
     裏側へ引き出す